2024年07月27日
7月18日(木)・25日(木)に「ニュースの繋がりから予想できる未来」をテーマとして、産経新聞社大阪本社で30年の記者キャリアを持つ産経新聞社事業開発室室長の田井東一宏様と、同開発室の中川三緒様による出前授業を実施し、高校1年生Ⅰ類4クラス、約140人の生徒が参加しました。
初回となる7月18日(木)には、生徒全員に万博関連の新聞記事と当日の朝刊が配布され、「ニュースは単なる事象、知識を得るための素材ではない。生徒が自ら読み解き、繋げて、考えるための講義」という題目の講義を受けました。新聞の主体的な読みという斬新な内容が生徒たちの興味を引き出し、生徒たちは熱心に話に聞き入っていました。その後、生徒7人ずつでチームを組み、全20チームに分かれて「大阪桐蔭を会場とした30年後の万博とは?~現在の万博の状況を踏まえて考える~」をテーマとしたポスターを作成しました。
2回目となる7月25日(木) には、本館アリーナ1階においてポスターセッションを行いました。その中で、生徒が作成した「4次元ポケットを忘れ物の収納箱にする」「空飛ぶ飛行機を使って通学時間を短縮する」など、興味を引くポスターに対して質疑応答が行われました。産経新聞社の記者の方や教員、他のチームの生徒から様々な質問があり、想定していない質問に対しても、臆することなく堂々と受け答えする姿が印象的でした。そして最終的に、「近未来の科学技術×大阪桐蔭」が生徒賞を、「空間にウィン」が産経新聞社賞を、「火星にGO!」が教員賞を受賞しました。
最後に産経新聞社の方から、限られた時間の中で完成度の高いポスターが作成できたこと、今回の活動を通して、コミュニケーション力や論理的思考力、表現力、プレゼンテーション力が身に付いたという講評があり、これからは自信を持って、今回の学びを今後の学校生活や大学入試に活かしてほしいというお話を頂きました。
今回の出前授業では、生徒たちが個々の学びを深め、そしてチームで協力してポスターを作成しました。生徒たちは、放課後の時間にも精力的にポスター作りをし、時には意見を戦わせながら分担して作業を行い、どのチームも個性溢れる素晴らしいポスターが完成しました。その後のプレゼンや質疑応答、そして受賞作品の発表では、会場は大いに盛り上がりました。今回の出前授業は、生徒たちにとって忘れられない成長の場となりました。